URA(University Research Administrator)とは

大学等の研究者は、大学の管理運営に関する業務や外部資金の応募・申請・研究コーディネート・成果報告に関するマネジメント業務の増大等により、研究活動に充てることができる時間が減少・劣化しています。このような状況を踏まえ、大学等における研究活動の活性化のために研究企画やマネジメントの強化等を支える人材として、URA(University Research Administrator)が位置付けられ、文部科学省の「研究大学強化促進事業」等で、その育成・確保が全国的に進められてきました。本学では、引き続き、「大学等組織全体を俯瞰しながら、学術的専門性を理解しつつ、自身の業務に関する専門性とセクターに偏らない能力を駆使して、多様な研究活動とそれを中心に派生する様々な業務に積極的かつ創造性をもって関わり、研究者あるいは研究グループの研究活動を活性化させ、組織全体の機能強化を支える人材」としてURAを配置し、その組織の整備と人材の育成を推進しています。

リサーチ・マネジメントセンターのミッション

東北大学 研究推進・支援機構リサーチ・マネジメントセンターは、研究者としての資質や研究マネジメントの技能及び経験を持つ専門職能集団として、全学的な研究戦略に基づき、研究プロジェクトの企画、立案、調整及びマネジメント、研究成果の発信等を行うことで研究活動を支援するとともに、世界の研究・社会動向と本学の研究力の分析・戦略立案支援等を行うことを通じ、東北大学の研究力強化に貢献しています。東北大学では、東北大学URAの職務内容を以下のように定めています。

  • 1.国際研究力強化に関わる情報収集・評価分析及び、研究戦略策定等の支援
  • 2.研究成果の社会実装の支援
  • 3.部局を横断する研究協力体制構築等の支援及び提言
  • 4.研究・教育の質の向上に関わる活動等の支援
  • 5.研究マネジメント人材としてのURAの育成(本学のスキル育成及びRAスキル認定の推進)
  • 6.本学の研究力強化に資するものとして理事・副学長(研究担当)が必要と認める教育・研究

リサーチ・マネジメントセンターの組織

東北大学 研究推進・支援機構リサーチ・マネジメントセンターは、総長・プロボスト・理事のリーダーシップの下で、研究推進・支援機構に置かれ、全学担当のURA11名と部局担当のURA26名(合計36名:2023年4月現在)で構成されています。
東北大学のURAを一枚岩とする全学組織として、多様な職能を有するURA群の機動的・有機的なチーム編成を可能とし、研究力の向上を図ります。そのため、リサーチ・マネジメントセンター内に3つの部門を設置しています。それぞれの部門のミッションを遂行し、全学担当のURAと領域専門URAが連携して研究活動やそれに関わる様々な領域で支援を行います。
また、本学では毎月一回で定例開催されるURA連携協議会・スキル重点育成コースによるURAのスキルアップ及びネットワーク強化を進め、また、URAスキル認定制度の研修受講と認定/専門認定URAの育成に取り組んでいます。

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